2010年10月20日

詩仙堂

正しくは六山寺詩仙堂丈山寺と号する曹洞宗の寺院です。
もとは、江戸時代の文人・石川丈山が、寛永18年(1641)に隠棲のために建立した山荘「凹凸窠(穴編に果)」(おうとつか)で、昭和41年に寺院に改められました。
「凹凸窠(穴編に果)」とは、でこぼこした土地に建てた住居という意味です。
この「凹凸窠」の中心には、中国の漢晋唐宋の詩家三十六人の肖像を
狩野探幽に描かせ、頭上にそれら各詩人の詩を丈山自ら書いて四方の壁に掲げた
”詩仙の間”を中心としているところから「詩仙堂」とよばれています。
詩仙堂を造営したのは石川丈山(じょうざん)。
石川丈山は、天正十一年(1583)、三河国(現在の愛知県安城市)に生まれ、
徳川家康に仕えていました。
京都に住んでからは一流の文化人たちと交わり、
茶道においては煎茶の奥義を極めました。
晩年はこの地で悠々自適の生活を行い、90歳の天寿を全うしました。
回遊式の庭園は、白砂と皐月の刈込が美しく、フジ、花菖蒲、杜若(かきつばた)、あじさい、はぎ、さざんか、など、四季それぞれに美しい姿が楽しめます。


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Posted by まんてん at 20:28